阪神大震災から24年。
あの時はスタッフも沢山いて、皆んなの無事をやっと確認出来た後の2/1、立て直しをしなければと、とりあえず東京に来た。
普通にお茶が飲める都内の光景に戸惑いながら、知り合いの記者を前に堰を切ったように言葉が出てきた。
そして話し終わると、「それ記事にしてもええ? 」
と言われ形になったのがこれ。
その東京行きが後の東京店舗のきっかけだ。
なので、いつも東京では店の成り立ちを語る上で、震災後という言葉を使う。
今日はあの日から幾度となくがれきの中を歩き続けたブーツと、一緒に着ていたアウターを合わせた。
服はあの時の気持ちも持っててくれてる。
安田美仁子